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8.102014
コーヒー抽出講座(8/6)
先日の日光珈琲さん訪問に続いて、グループ内の勉強会に参加してきました。
グループ内の集まりが開催されるのは、関東地方が多いので、毎回関西から参加するのは少し大変なのですが、
今年は、夏恒例の『トマトケチャップ共同作業ツアー』がなくなったこともあり、「なるべくグループ内行事に参加しよう!」と思い、参加することにしました。
今回の勉強会で学ぶ内容は、
お客様がよくやられている、ペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォンの
抽出法を、実技、座学、質疑応答を通じて習得しましょうというものでした。
喫茶やカフェ業界で長年活躍されていて、バリスタ養成の専門学校で講師もされたりと
経験豊富な、小林氏に教えていただきました。
まずは、基本のペーパドリップ
いろいろな豆で、温度を変えて、ドリップして味見します。
GRNのように豆の芯までじっくりと火を入れる
方法で焙煎された豆をドリップするときには、温度低めがよいようです。
逆に、芯まで煎れていない豆のドリップでは、温度高めがよさそうです。
わざと強い酸味になるよう焙煎した豆が用意して
あったので、高めの温度でドリップしましたが、
確かに飲めなくはないレベルのコーヒーになりました。
これからも、温度や挽き目などを変えてみて実験してみます。
そして次は、ネルドリップです。
関西はネルドリップを売りにしているカフェや喫茶店がけっこうあるんですよね。
当店でもネルで抽出したコーヒーを出してみたいと思い、何回か挑戦したことがありますが、
「自己流なためお店でだすにはどうか?」と思い、実現には至っていません。
まず先生が説明をしながら、お手本を示してくれたのですが、自己流とは違った部分が多くて、
非常にためになりました。
そして1人ずつ好きな豆を選んで、ドリップの
実技をやってみます。
わたしはマンデリンでネル抽出をしましたが、
結構手が疲れました。そのかいあってか、
淹れたコーヒーはまずまずでした。
オペレーション的に時間と手間がかかるので、ネルオンリーでやるのは、ちょとしんどいかな。
ペーパがメインでネルを選択肢として提供するには面白いかなと思いました。
次はサイフォンですが、ここから事情により画像がありません。
サイフォンを使っている個人のお客様が少数派のため、あまり真面目にサイフォンに
取り組んできませんでした。しかし実際にやってみると、面白いんですよね。
コーヒーも特徴がよくでていて、美味しかったです。
最後に、
エアロプレスという抽出方法の実演を見学して、講習会を終了しました。
講習会を終えての感想ですが、
カフェでだすコーヒーの抽出をどうするかというテーマとともに、
焙煎業者として、個人やプロのお客様の抽出方法に合った、コーヒー豆や提案を提供させて
いただくことも、重要であると考え、
◇ ペーパードリップ以外の抽出方法をもっと習熟する。
◇ お客様が美味しいコーヒーを楽しめるよう、抽出方法など正しいコーヒー情報を伝えていく。
コーヒー抽出に限らず、正しい方法というものはシンプルなものです。コーヒー豆がよければ、
シンプルなオペレーションで美味しいコーヒーを淹れることができます。
(雑味の多いコーヒー豆を抽出するには、雑味を出さないためのオペレーションが必要となり、
それだけ複雑で面倒なものになってしまいます。)
お客様が毎日のコーヒーをシンプルに楽しめるよう、
正しい情報と物(コーヒー豆)をセットで伝える努力が大事なんですね。(再確認しました)
頑張ります!
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