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10.312014
子供の味覚
先日のテレビのニュースで放送していたのですが、
「東京医科歯科大学の調査によると、子供の3人に1人に味覚障害があったそうです。」
覚えている範囲で、もう少し詳しく言うと、
埼玉県の小中学生を対象にして、酸味、塩味、苦味、甘味の4種類の味を感じ取れるかという
テストを行ったそうです。
結果は、酸味を感じない生徒が一番多く、確か20%台だったと思います。
次に塩味が10%台、苦味と甘味がそれぞれ数%だったそうです。
それらの4種類のどれかを感じない生徒が30%に上ったとのことです。
そして、これらの生徒の食習慣を調べてみると、
「ジュースを毎日飲む」「ファーストフードが好き」「野菜を食べない」という共通点があったそうです。
このニュースを見て思ったのですが、
やっぱり日本の食文化は乱れてきているんだなぁと、実感させられました。
子供の食習慣は、親が教えてあげるしかないので、子供に対する食育について、もっと関心をもって
取り組んで、お子さんの味覚を守ってあげてほしいと思いました。
また、コーヒー屋としては、
ご存知のように、コーヒーの味は、主に上にある4種類のうち3種類の味(酸味、甘味、苦味)で
作られています。甘味と苦味を感じない生徒は、数%と少なかったのですが、酸味を感じない生徒は、
かなり多かったのではないでしょうか?
当店では、浅めの焙煎だと、柔らかな酸味のコーヒーを販売しております。
それでは酸味を感じないからもっと酸味のパンチの効いたコーヒーが欲しいという、お客様からの要求が
多くなるかもしれんと思いました。
コーヒー豆の焙煎における酸味の表現の仕方について、今のうちからもっと研究をしておいたほうが
いいかなと、考えさせられました。(半分冗談、半分本気です。)
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