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お客様をバリスタに

自家焙煎コーヒー専門店が喫茶営業をやめて、コーヒー豆販売やドリンクのテイクアウトだけの
お店にリニューアルするという話を聞くことがあります。
確かに個人レベルのお店の場合、何でもかんでもできるわけではないので、
時代の趨勢に合わせて注力すべき分野に集中するというのは、もっともな話だと思います。

当店のレイアウトは、喫茶スペースとコーヒー豆などの販売スペースを同じ面積ずつ割り当てています。
最初は全てに同じ力配分をしていって、何年かやって注力すべき分野が見えてきたときに、
レイアウト配分を最適化していこうと考えていました。

そして、喫茶、珈琲豆と紅茶の販売、ドリンク・テイクアウトの3つの営業でスタートしたわけですが、
多くても、わたしと嫁さんの2人体制ですので、3つを上手く回していくのは大変なことでした。
例えば、喫茶とテイクアウトのお客様が重なった時は、どちらかを待たせてしまうことになってしまい、
(どちらを待たせてしまうかは、ケースバイケースなのですが)それが一番のストレスとなっていたと思います。

それでテイクアウトを一時中止して、「テイクアウト営業を無理なくやっていくには?」を考えた結果、
夏のアイスドリンクの季節のみテイクアウトの営業を再開することにしました。

そして今年になって、

もう少し営業のやり方を変えていこうと考えています。

コーヒーや紅茶の販売とドリンクのテイクアウトのスペースを広げて、客席を減らしてはどうかと。

要は、テイクアウトの復活なのですが、

全自動のエスプレッソマシンを導入して、お客様のセルフサービスという形でテイクアウト営業を
再開しようと考えています。それに伴い、テイクアウトのお客様が店内で休憩しながらイートインできる
スペースを、狭いながらも作ろうかと計画中です。

そのイートインスペースは、現在の販売スペースに作る予定ですので、レジ横の客席をつぶしてそこに
販売用のスペースを作ろうと考えています。
(セルフのテイクアウトサービスをセルフの喫茶ととらえると、喫茶を縮小するのではなくて、
喫茶の拡大であると言えると思います。時代の趨勢と逆を行ってみることにします。)

以上が、実店舗での当面の予定ですが、一度に全てをやってしまうのではなく、少しずつ様子を見ながら
実施していきたいと思います。

まずは、全自動エスプレッソマシンの導入。
現在、メーカー及び機種選定をしているのですが、これがなんとも悩ましい作業でして、

メーカーは、デロンギかサエコだと思うのですが、いろいろ調べてみると、
性能面ではサエコ、メーカーとしてのサポート面ではデロンギと、どちらも捨て難いのです。

それでメーカー選定というアプローチを止めて、自分の考えるテイクアウトの形態に合った機種を
選定するというアプローチに変えることにしました。

エスプレッソ・マシンの選定条件を考えてみます。

さきほども書きましたが、今回のテイクアウト・サービスの柱は、『セルフサービス』ですので、
オペレーションが簡単であることが重要ですが、お客様にバリスタ気分を味わってもらうという
要素を盛り込みたいので、あまり簡単すぎるのもどうかなと。。。

メニューは、コーヒーからエスプレッソ・メニューに加えて、紅茶、ハーブティーまでやってみようかと
考えていますが、これも徐々にやっていくと思います。エスプレッソマシンのホットウォーターを
利用して、お茶の抽出ができるといいんですが。ホットウォーターの温度が低すぎるとNGですね。
紅茶は90℃、ハーブティーは100℃が希望条件。

コーヒーが美味しいこと。エスプレッソマシンで淹れたコーヒーとドリップで淹れたコーヒーは別物なので、 それに違和感を覚える人もおられると思います。設定できる項目が多い、設定幅が広いと、エスプレッソ感を 薄めることができて、エスプレッソが苦手な方にも美味しいコーヒーと思ってもらえるのでは。

連続抽出にどれだけ対応できるか?例えば、数人のグループでカプチーノのテイクアウトにどれだけ
時間がかかるのか?待てる時間でないと意味がない。

日々のやらなくてはいけないメンテナンスは、なるべく簡単に、あまり費用が掛からないようにしたい。

故障はしないに越したことはないけど、壊れたら、修理をしてもらえる、同じ機種の代替機を貸してもらえる。
これが最低条件ですね。サポート期間も重要、最低5年、できれば10年使いたい。

最後にお値段ですが、少々高くてもOKとします。(MAX20万位かな?)
テイクアウトのためにアルバイト1人雇うことを考えたら、安い買い物だと思います。

まずは、これ位の条件で機種を絞ってみて、ぴったりものがあればすぐにでも購入するつもりです。

 

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