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焙煎機の設置(1日目)

しばらくは、開店からこれまでの出来事を書いていこうと思うのですが、

まずは、自家焙煎店として大事な焙煎機の設置について書くことにします。

当店の焙煎機は、わたしの師匠が30年の経験をもとに開発した、

熱風式焙煎機でして、この焙煎機と師匠に出会わなかったら、自家焙煎

コーヒー店を開店することはなかったと言えるくらい、すばらしいものです。

開店を7月17日と決めていたので、師匠と話をして、焙煎機設置を

7月3,4日と決定しました。

そして、当日のお昼頃に師匠がお店に到着して、作業が始まりました。

設置作業としては、

(1) あらかじめ、設置工事をしておいた煙突に焙煎機をつなぎこむ

(2) テスト焙煎をして、設置した環境に適した焙煎機の設定を決める

があるのですが、

いざ、作業を始めようとしたときに、トラブルが発生しました。

設置日の前日が大雨だったのですが、雨が煙突を通って、店内に降り

込んでいたんです。

師匠が設置してあった煙突を見て、原因が煙突工事のミスであることが

分かったのですが、すぐさま業者さんに連絡をして、応急処置をして

いただきましたが、その後の煙突の手直し作業や工事については、

全てきちんと対応して頂きましたので、その業者さんにお任せして

よかったと思っています。

それと並行して、煙突と焙煎機とのつなぎ込み作業をしていって、

テスト焙煎を始めることができたのが、3時頃だったでしょうか。

焙煎機を設置する場所で、煙突の高さ、太さ、ガスの種類、電源の

周波数などが違ってくるので、焙煎機の設定も違ってきます。

焙煎機の設定って、何かと言いますと、

焙煎をスタートして、コーヒーの生豆から焙煎を終了までの過程で、

ガス圧(火力)とダンパー量(排気量)を変えていくのですが、

これらをどのようにするのかを探っていく作業をテスト焙煎と言っています。

たった2つのパラメータですが、これを決めるのが大変で、師匠は

設定を変えながら、次々と豆を真っ黒になるまで焙煎していきます。

わたしはというと、きちんと設定が決まっている焙煎とは、まったく

違う焼き上がりの様子を見ながら、師匠の作業を見守るばかりでした。

この日は、煙突などのトラブルがあったため、3回テスト焙煎をやって、

タイムアップとなりました。3回のテスト焙煎なので、まだまだ設定は

決まってませんでしたが、同じお仲間で高槻で営業されているマウンテン

さんと会食の約束があったので、1日目は終了となりました。

その後の会食は、夜中まで大盛り上がりで、あやうく終電に乗り遅れる

ところでしたが、楽しい時間を過ごす事ができました。

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