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4.182010
ペーパードリップ
わたしの参加しているグルっぽで、ペーパードリップで安定して入れられないと
いう書き込みがありました。
いろいろなサイトでコーヒーの淹れ方が紹介されているので、今更書いても
面白くないかな?と思い、ためらっていました。
しかし、もっと上手く淹れられるようになりたいという人が結構いそうなので、
ドリップの練習方法について書いてみることにします。
ちなみに、美しい動画とか画像は準備していません。文章だけの説明になる
ので、少々長くなりますが、よろしくお付き合いください。
もともとわたしも、ペーパドリップで安定してコーヒーが淹れられませんでした。
そして現在の師匠に弟子入りする際に、その師匠のコーヒー抽出セミナーに
参加して、ドリップによる抽出方法を学ぶことができました。
そして、家で練習を重ねた結果、今では自信を持って人にコーヒーを
淹れられるようになりましたので、抽出で悩んでいる方は是非お試しください。
ただ、インターネットという場で、全てを公開することは問題があるので、
ワンポイントアドバイスという形で公開させていただきます。
公開していない部分については、喫茶店でどのように淹れているかを
観察したり、自分で試行錯誤をして自分の淹れ方を確立してみてくださいね。
ペーパードリップで淹れる方は、コーヒーが趣味で楽しんでいる方が多いと
思うので、そうやって自分の淹れ方を作っていくのも楽しいのではないでしょうか。
では、はじめます。
【ペーパードリップのワンポイントアドバイス】
(1)用意する道具: ドリッパー、ペーパー、サーバー、コーヒーポット、
温度計、はかり
ドリッパーは、円錐と台形の2種類があります。円錐の方が
あっさりとしたコーヒーができます。好みで選んでください。
コーヒーポットを選ぶポイントは、湯を細く注げるものであることと、
言葉で説明しにくいですが、持ったときのバランスがよいことです。
バランスとはポットを持ったときに、ある程度ポットが傾き、湯量の
微調節がちょっとした力加減でできるものがよいです。
おいしいコーヒーを出す喫茶店の店主がどのようなポットを使って
いるかとか、見たり尋ねたりすると参考になるでしょう。
わたしのおすすめはありますが、結構高価なので、まずご自分で
探してみてはいかがでしょうか?
もちろん質問いただければ、ご紹介させていただきます。
(2)コーヒー豆:
コーヒーは、新鮮な豆で買って保管してください。
購入する量は、2週間くらいで飲みきる位がよいでしょう。
そして、コーヒーを淹れるたびに豆を挽いてください。
新鮮なコーヒーはよく膨らむので、練習には最適ですよ。
なので、スーパーに並んでいるコーヒーは買わないでください。
スーパーに並んでいるコーヒーは、焙煎してから1ヵ月位は経って
いるので、膨らみません。だから、練習しにくいです。
それに、あまりおいしくないので。
(3)コーヒー豆の量:
1人分15g、2人分25g、3人分35g .....
(最初の1人分は15gで、人数が増える毎に10gずつ増やしていく
というように、人数に対するコーヒーの量を決めて測ると練習に
役立ちます。)
(4)コーヒーの挽き目:
やや粗めが適していますね。
(わたしの場合ですが、デロンギのミルで14段階のうち、粗い方から
4番目で挽いています。好みの挽き目の見つけ方ですが、最初に
中位で淹れてみて、徐々に粗い目で淹れて味見をしていくと見つかる
と思います)
(5)練習について:
最初は、1人分のコーヒーを淹れるのは結構難しいです。
慣れないうちは、2人分のコーヒーを淹れる練習をしてゆき、安定して
淹れられるようになったら、1人分のコーヒーを淹れる練習をしていくと、
段階的に練習ができます。
(6)淹れるポイント:
全体的には、蒸らしと注湯で1~2分位の時間で淹れます。
この時間が長い目だと濃いコーヒーが、短い目とあっさりとしたコーヒー
が抽出されます。
ポットの持ち方:
まずポットの持ち方ですが、安定した注湯ができる持ち方が
あります。
いろんな人のやり方を観察したり、教えてもらったりして、
自分でいろいろな持ち方を試されることをお勧めします。
ポイントは、湯量の調節が用意か?思った軌跡を描けるか?
です。
湯の温度:
湯の温度で抽出されたコーヒーの味が変わるので、コーヒーを
淹れる度に温度が変わると、コーヒーの味も変わります。
沸騰した湯を冷まして、何種類かの温度で淹れてみて、
自分の好みを見つけるとよいでしょう。
そしてコーヒーを淹れるときには、その温度で淹れるように
すると安定した抽出ができるようになります。
また温度計がない場合は、ポットに湯を移し替えてどれ位
時間を置くかなど、大体ですが温度を安定させる方法が
ありますので、いろいろ工夫してみてください。
蒸らし:
粉全体に湯を注いで蒸らしをします。
このときに、粉の中央から外へらせんを描くように注湯
します。
注意点としては、注ぐ湯の量によって粉の膨らみ方が
違ってきます。いろいろとやってみて、どのように粉が
膨らむと、おいしくできるかを見てください。
蒸らす時間もいろいろやってみてください。
そして、自分が一番上手くできた方法を見つけてください。
注湯: 蒸らしが終わったら、らせんを描くように注湯していきます。
らせんを描いて注湯するというのは、コーヒーの粉に
まんべんなく湯をいきわたらせるためです。
まんべんなく湯がいきわたると、粉の表面にまんべんなく
泡がでてきているはずです。
どのように、らせんを描くとそうなるのか、いろんな注ぎ方を
して見てください。
らせんが描けたら注湯をやめます。
膨らんだ粉がしぼんでいきますので、粉の表面が平らに
なったら、再び注湯をしていきます。
そして、必要なコーヒーの分量がサーバーにたまるまで、
注湯と休止を繰り返します。
このとき、くれぐれもペーパーに直接湯が当たらないよう
注意してください。
このときの注湯の量やらせんを描く速度、どんならせんを
描くかによって、抽出されるコーヒーの味が変わってきます。
いろんなパターンでやってみてください。
きっと自分のお気に入りが見つかると思いますよ。
他のサイトで見つけた注湯に関するアドバイスです。
かなり的を得た表現ですので、引用させていただきます。
わたしは毎回これを意識して湯を注ぐようになってから、
抽出のレベルが上りました。
おすすめです、是非、お試しください。
↓
「粉を1粒ずつ溶かしていくように湯を注いでください。」
いろいろ試行錯誤な部分がありますが、プロを目指す人たちに有料で教え
られている内容なので、全部をインターネット上で全て公開するのは
控えさせていただきました。
ただし、ヒントはかなり書いてあるので、それを頼りにいろいろと試して
いきながら自分流の淹れ方を確立するのも楽しいと思いますよ。
是非、チャレンジをしてみてください。
開業後は、コーヒー豆の販売をするお店でもあるので、コーヒー豆を買って
いただくお客様には、おいしいコーヒーを飲んでいただくために、お店での
コーヒー教室という形で実技を交えてご説明させていただく予定です。
<関連記事>
・フレンチプレス
・ネルドリップ攻略(1日目)
・ネルドリップ攻略(2日目)
・ネルドリップ攻略(最終日)
・手軽にコーヒーを楽しむ(ドリップバッグ編)
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勉強になります、ありがとうございます。
記事を読んでいて抽出のスピードが不安定な気がしたのでさっそく試してみます。
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>しばたさん
しばたさん、コメントありがとうございます。
少しはお役に立てたでしょうか?
珈琲はこうするもんだという風に押しつけるよりも、自分でオリジナルのやり方を見つけてもらいたいと思ってます。そういう風にコーヒーを趣味として楽しむ人を増やしていきたいです。
いろいろと試してみたり、人との交流から上達していくのって楽しいと思いませんか?
是非しばたさんも、大いに楽しんでください。o(^▽^)o