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6.242010
コロンビアのコーヒー
ブラジルに引き続いて、当店で扱うもうひとつの南米産、コロンビアの
コーヒーを紹介します。
わたしが初めて、このコロンビアのコーヒーを飲んだ時には、衝撃とも言える
くらいの感動をしたのを覚えています。以前にも書いたのですが、南米産の
コーヒーはマイルドな味わいが特徴なのですが、そのとき飲んだコロンビアは
マイルドという表現がぴったりとくるものでした。
わたしは、あまり酸味のあるコーヒーが好みでないのと、いろいろな人に
コーヒーの好みを聞くと、酸味の強いコーヒーの人気がないので、
コーヒーの焙煎をするときは、少しだけ酸味を残す程度の焙煎を狙うの
ですが、
コロンビアの豆でそういう焙煎をすると、適度のコクがあってまろやかな
コーヒーとなりますし、深入りにすると、さらにコクがでてきて上品な
甘苦いコーヒーになります。
このように、中煎りでも深煎りでもおいしいコーヒーなんです。
では、コロンビア産なら、なんでもおいしいかというと違うと思います。
コロンビアでは、ティピカ種という在来種が栽培されてきていて、おいしい
コーヒーが生産されてきたのですが、約30年前の国の指導によって、
生産性(病気に強い、たくさん採れる)を重視した品種改良種に置き換わって
いったそうです。
なので、まろやかなマイルドコーヒーが好みの方には、一度コロンビアの
(ティピカ種)の中煎りを試してみられることをお勧めします。
濃いコーヒーが好きなんだけど、マンデリンとかはちょっとという方には、
コロンビアの深煎りを試してみてはいかかでしょうか?
最後に、
このコロンビアのティピカ種が栽培されているのは、山奥の小さな農園が
多いそうです。そして、それらの農園では、昔ながらの自然農法が行われて
います。堆肥を自分たちで作ってコーヒーの肥料とする、有機栽培が
行われているそうです。小農家であるため、JASなどの認定は受けて
おりませんが、実質的には有機栽培コーヒーと同等のコーヒー豆を
生産しています。ただ、「有機」をうたうには、農家~焙煎店までJAS認定を
受ける必要があるため、有機とはうたえませんが。
自然農法の生豆は、不揃いだったり、虫食いや生育不良の豆があったりして、
ハンドピックや焙煎も大変なのです。それでも、この豆をラインナップから
外せないと思うくらい魅力のあるコーヒーなのです。
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