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5.182010
コーヒー嫌いな喫茶店主
ツィッターで相互フォローしてもらった方からいただいたメッセージですが、
「知人にコーヒーを1滴も飲まない喫茶店主」
がいらっしゃるそうです。
以前、喫茶店主は案外コーヒー嫌いが多いという話を聞いたことがあるので、
やっぱりそうなんだと納得してしまいました。
喫茶店の場合は、そこの売りがコーヒーでなくても、他に売りがあれば
成り立つ商売なんだなぁって、最近つくづく思っています。
たとえば、店主のキャラクター、おいしいご飯、カラオケが歌えるなど、
コーヒー以外の売りをいくらでも打ち出せるわけですから、コーヒーが
おいしくなくてもお客さんは来てくれるのだと思います。
それに対して、コーヒー専門店の場合は、コーヒーがおいしくないと、
話になりません。なので、焙煎後のチェック、ブレンド作り、新規の豆のチェック、
メニュー開発などで、コーヒーを飲んでよしあしを判断しなくてはいけません。
1日5~10杯は飲んでいますね。
当然、コーヒー嫌いではできない仕事ですし、コーヒーが好きな人でも
毎日となるとしんどいと思います。
でも、真面目に商売している人はやっているんですよね。
それをやることで、
焙煎や抽出技術の向上
お客さんの好みに応じたコーヒーを勧める
新製品の開発
などが、はじめてできると思うのです。
べつに、喫茶店よりも自家焙煎店の方が上だと言っているわけではありません。
この世界に足を踏み入れてはじめて、喫茶店と自家焙煎店の違いを感じています。
コーヒー専門店は、売りがコーヒーだけなので、ある意味退路をたったようなもので、
それに集中してさまざまな努力をする必要がある。
喫茶店は、売りはコーヒーでなくてもよく、もっと別の売りを打ち出せる。
( あくまで、一般論ですが )
なので、
コーヒー好きと自認される方には、
是非、価格だけでお店をきめるのではなく、お客様のための努力を惜しまず
継続されているコーヒー専門店、できれば自家焙煎店を見つけていただきたいです。
と同時に、日頃思っていることですが、
そんな風に選ばれるお店になれるよう努力をしていきたいと思っています。
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なるほど。深いですね。
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>sniper yamamotoさん
コメントありがとうございます。
それほど深くはないですよ。
根が単純なので。
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私、珈琲業界に入るまで、珈琲を飲んだ事さえありませんでした。
いろんな産直の珈琲に出会い、その珈琲に合った抽出を考えると、やっぱり毎日5杯は飲みますね。
一杯の珈琲を、その珈琲の1番美味しい姿で飲んでいただけるように。
珈琲、楽しいです。
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>あーにゃんさん
1日5杯以上コーヒーを飲んで研究されているとは、やはり勉強熱心ですね。
あーにゃんさんのコーヒー、きっとおいしいコーヒーなんだと思います。
体に悪かったり、まずいコーヒーだと、そんなに沢山飲めませんから。