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4.242010
コーヒーは食品か?
みなさんご存じだと思うのですが、カフェを開業するには営業許可が必要なんですよね。
今年も2月に入ったころに、早いうちに調べておこうと思いたち、衛生監視事務所に行って
話を伺いました。
営業許可取得に必要なもの
営業許可申請書
施設の平面図、機械器具類の配置図
営業許可申請手数料
食品衛生責任者を証する書類
となっています。
必要な書類を受け取り、食品衛生責任者養成講習会の申し込みを済ませてから、
基本的な事項の質問をさせていただきました。
(1)カフェ併設自家焙煎店はどの種類の営業許可が必要か?
飲食店営業許可でよいそうです。
自家焙煎のみで、試飲サービスをしないのであれば、営業許可は必要ないとのこと。
(2)その営業許可でテイクアウトはできるか?
ケーキなどの菓子類については、仕入れたものはテイクアウトしてもよいが、
自分で作ったものについては、店内での提供のみ。
ドリンク類は、店でつくったものでも、テイクアウトできる。
ここで、疑問。
コーヒーは食品でないのかな?
コーヒーの焙煎は、食品の製造だと思っていたので、許可がいらないというのは、
意外な感じがしたので、再度役所の人に確認をしましたが、入りませんとの事。
確かに、コーヒーの焙煎は200℃位の温度で豆を煎っているし、コーヒーを飲むときも
90℃位の湯で抽出するので、少々のことでは食中毒など起こらないだろうし、法律的に
食品製造としての分類に入らないのも理解はできます。
しかし、実際はどうでしょうか?
焙煎してから袋詰めされるまでの作業を、不衛生な環境や工程で行われば、衛生上
問題があるのではないでしょうか。また、夏場にアイスコーヒーを、水だしやダッチコーヒーを
作る場合もあります。さらに、買ったコーヒー豆で、コーヒーチョコを作る場合も
考えられます。
そうして考えていくと、コーヒーの焙煎も食品製造と考えるべきだと思うのです。
お客様に食品としてのコーヒーを提供するために、焙煎の環境をどうするのか、
焙煎~お客様へコーヒーが届くまでの工程をどのようにするか、などお店作りの
一環として真剣に取り組んでいく必要があるのではと、考えさせられました
当たり前のことなんですけどね。
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