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4.152010
よいコーヒーとは?
自家焙煎コーヒー店を始めるにあたって、「よいコーヒーとは?」について考えをまとめました。
Rencaでは、そのようなコーヒーを提供できる店でありたいと考えています。
これまで焙煎の勉強をしてきましたが、焙煎におけるコーヒー豆の品質は、以下の3つに集約されると
考えます。Rencaは、より高いレベルの焙煎技術の向上に務めていくことによって、高品質でおいしい
コーヒーを提供していきたいです。
Rencaの品質目標
(1)コーヒー豆の表面から芯まで均一に焙煎できており、豆の水分が芯まで抜けているもの。
(2)その種類の豆のベストポイントで煎り止めされている。
(3)煎りむらがない(すべての豆が均一に焙煎されている)
なぜか?
(1) 豆の表面から芯まで均一に焙煎できていない
浅、中煎りの場合 芯が生である可能性が高い → 生臭い、えぐみ → 気分が悪くなる、体に悪い
劣化が早い → 焙煎直後から急速に劣化
深入りの場合 表面が焦げている可能性が高い → 焦げくさい → 気分が悪くなる、体に悪い
(2) ベストポイントで煎り止めされていない
そのコーヒーのおいしいを最大限引き出せない
(3) 煎りむらがある(全ての豆が均一に焼けてない)
そのコーヒーのおいしいを最大限引き出せない
低レベルのコーヒーを見分ける方法は?
(あくまでわたしの見分け方です、絶対ではありません)
(1)のようなコーヒーは、商品として販売する以前の問題ではないでしょうか?
このようなコーヒーを販売する店には気をつけましょう
×コーヒー豆を割って見ると、断面の色が明らかに均一でない。
×コーヒーを挽くときに豆と粉の色を比べると、明らかに粉の色の方が薄い。
×コーヒーを淹れたときの泡の色が白い。
×明らかに短い期間(3日とか1週間)で飲みきるよう勧められる。
(2)例をあげますと、自分の勉強のために、3種類のコーヒーをインターネットで購入したことがありました。
パナマ(ゲイシャ) 2000円以上 → 酸っぱくて、わたしの理想とするコーヒではなかった
イエメンモカ 1000円前後だったか? → やはり酸っぱい
ブレンド 数百円位 → まあまあ飲めた
皮肉にも一番安いものが一番わたしの好みでした。
期待が大きかっただけに、その反動で結構裏切られた気分になりました。
そのような高価なだけのコーヒーと、高品質に焙煎された手軽な価格(500円位)で入手できる
コーヒーを比べると、後者の方が断然おいしいのです。
なので、コーヒーを購入するときに、銘柄や農園だけで選ぶのではなく、その業者が高品質な
コーヒーを提供するために何をしているかを見るべきだと思います。
見分けるには実際に買ってみないと分からない部分が大きいすが、上記の経験から業者の姿勢で
ある程度判断できると思います(あくまでわたしの判断基準です、絶対的なものではありません)
×コーヒー豆のブランドを大々的にアピールしてくる
→ 高値販売するために
→ それしかアピールするものがない
×機械、道具のすばらしさについて大々的にアピールしてくるが、それらをどのように工夫、活用して
高品質なコーヒーを作り出しているかが見えてこない
→ そのすばらしい機能は、どのようにおいしさに役立っているのか?
×コーヒーの作り手としてのこだわり、工夫や見識が見えてこない
→ ○○やっていますと言っているが、その○○がどのように高品質なコーヒー作りにつながるのかが
見えない。ただの○○という作業をやっていますとしか伝わってこない
(3)の煎りむらについては、全てのコーヒー豆の色が均一であるかどうかを見れば一目瞭然です。
ある工程をすることで煎りむらのない焙煎ができるので、丁寧な焙煎をしているお店では
煎りむらなどありえないことになります。こういったところを見るだけでも、そのお店の姿勢が
垣間見えると思います。
最後に
これまで「よいコーヒーとは?」について、いろいろと書いてきましたが、
おいしいコーヒーを提供していくことによって、
コーヒ嫌いの人にも、
コーヒーはおいしいもので、顔をしかめて飲むような、苦いだけの飲み物でない。
ほっと一息つきたいときに飲むとリラックスできる。
といった、コーヒーのよさを分かってもらって、コーヒーの輪を広げてゆきたいと思っています。
そして、お客様がおいしいコーヒーを求めて、常連になっていただけるようなお店にしていきたいと、
改めて強く思ったカフェレンカでした。
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